代謝機能が弱まれば健康はもちろん、頭皮の状態にも影響が出る

いちいち病院でAGAの薬の処方を受けるのではなしに、もっと安く薬を入手したければ、外国からの個人輸入という手があります。
送料はかかるものの、病院の処方箋代や診察費もかからないため、比較的安価に購入できるという利点があります。
とはいえ説明も約款もすべて英語で行うため、海外とやりとりするのは不安というのであれば、代わりに手続きをしてくれる業者は最近はかなり普及していますし、手続き一切を頼んでしまいましょう。

本来排出されるべき老廃物が体内に留まった状態だと、だんだん代謝機能が弱まってきます。
健康に良くないのは言うまでもありませんが、その影響はAGAの状態にも及びます。
折をみてデトックスをすることで本来あるべき状態へと新陳代謝を回復させることが可能です。

体に蓄積した老廃物を出すのに最適な手段といったら汗を出すことに尽きるでしょう。
有酸素運動なら20分以上、フットバス、サウナなどはストレス解消にも効果的です。
脱水状態にならないよう水分をとりながら汗を流してください。

今の時点でAGA(男性型脱毛症)に対する薬効があると認められている成分といえば、最近使用度が増えてきたフィナステリドと以前からあるミノキシジルです。
2005年に厚生労働省に承認されたフィナステリドは製品名プロペシアとして売られており、最近はジェネリックも出ています。

一方、微量のミノキシジルを含んだケア製品や薬は薬事法で第1類医薬品に分類されており、薬剤師のいる店であれば誰でも購入できるという良さがありますが、プロペシアは医療用医薬品のため医師の処方がないと販売してもらえない薬です。
スイッチOTCとして販売される予定もありません。

国内のAGA患者さんの総数は1260万人ほどという調査結果がありますが、日本の総人口が1.2億人であると計算したら、約10パーセントもの人がAGAに起因する脱毛や薄毛の発症を経験している計算になるわけで、その比率は少ないとは言えません。
しかしその1億超の総人口というものだと子供や女の人も含んだものですので、たとえば成人男性の実数でカウントした場合、約20%(後期高齢者を除けばそれ以上)の高確率で発症しているのです。

男性型脱毛症(AGA)は日本の成人男性の薄毛の90%以上を占めていますが、10人中1人はAGA以外が原因で薄毛になります。
身近な例では硬貨ほどの大きさにポツンと毛が抜ける円形脱毛症でしょう。

発症はひどいストレスに晒された時や免疫的な疾患から起こりやすいようです。
同じストレスを起因とするものとしては、毛髪も地肌も正常なのに半ば無意識に自分でぽつりぽつりと毛を抜いてしまう抜毛症(ばつもうしょう)などがあって、これは精神的な問題であると言われています。

発症要因を考慮すると、AGAの症状は思春期を過ぎた人なら発症してもおかしくありません。
AGAの発症年齢については具体的に決められてはいませんが、高校一年くらいから発生している薄毛の症状でも人によってはAGAの疑いが濃厚なこともあります。
ただ、ストレスや免疫異常による薄毛の可能性もありますから、正しい治療をするためには専門医の判断を仰ぐ必要があります。

なお、近年AGAの主要な治療薬であるプロペシアは、未成年には現時点では禁忌(使用禁止)とされているため、受診時点で未成年の場合はプロペシア以外の薬を処方されるでしょう。
男性が発症すると思われているAGAですが、男性のように女性でも発症する例があります。

ただ、AGAというと男性の場合を指すのが普通ですから、男性型脱毛症AGAの前にFemaleをつけて、ちょっと見慣れない言葉かもしれませんが、FAGAと言われています。

FAGAとAGAの差といえば、M字状の生え際の後退などは見られず、頭全体の毛の量は同じでも太さがなくなって薄毛を感じること、それから抜け毛を抑制する効果が女性ホルモンにあるため男の人のように顕著な進行はないという点です。
薬による治療はあまりにも時間がかかりすぎると思いつつも、まだ植毛には頼りたくないといったAGAの患者さんにしばしばお薦めする治療方法は、医師によるメソセラピーでしょう。

ミノキシジルやフィナステリドなど発毛に有効な物質を極細の針やレーザーなどを使って地肌に注入浸透させ、薄毛を早期解消するための施術です。
針を使うときは本当に細い針を使いますし、電気を使った針なしの治療もあり、針ありと針なしを併用することもありますし、薬の内服と同時に治療する人もいます。

どのような病気にも言えることですが、治療と同時に自分の生活を改善していくことは脱毛を抑制し、AGAが進行することを防ぐ防波堤の役目を果たしてくれるでしょう。
健康な髪を作るのに欠かせない要素というと、よく亜鉛サプリが良いと言われますが、ミネラル、ビタミン、コラーゲンなども大事です。
栄養計算とまでいかなくても、意識的にそれらが多い食べ物を毎日の食卓にのせるようにすると、髪の成長維持の心強い味方になってくれるはずです。
けれどもその量を増やすほど素晴らしい効果が出るなどというものではないですし、「継続は力なり」を念頭に置いてバランスの良い食事を心がけましょう。

薬局などで販売されている育毛剤やトニックなどにも対AGAで有効な薬剤の含まれているものがあります。
有効成分フィナステリドが含まれているプロペシアなどの薬については、日本では市販されておらず、医師の処方を必要とするのですが、一方でミノキシジルを含む薬、ケア用品等は病院を受診しなくても普通に薬局で買えます。
有名なところではリアップシリーズが挙げられますが、第1類医薬品に分類されるため、ドラッグストアでも薬剤師のいる時間帯でなければ売ってもらえないので注意が必要です。