時計も一つ買っておけば良かった

ウン十年も前のお話。時はちょうどバブルがはじけた頃。大学を卒業し総合商社に就職しました。

地味で極貧の女子大生だった私は華やかな商社という環境に入社当時は馴染めませんでした。同じブラックスーツを着ていても私は喪服に見えるのに先輩方が着るとキメ服に見えました。髪型・メイク・小物、そういった物のバランスが全体の印象を変えるという事に気づいた私はお給料の大半を自分を着飾るものに費やしました。

庶民感覚はそうそう抜けないので、ファミリーセールに行ってバーゲンになった物を10万円越えは当たり前で買っていました。いつの間にかクローゼットの中には花柄からストライプ、派手な色合いの物まで揃っていました。

今となれば、当時はかぶれていたなって思います。いつか結婚したら自分の服にお金をかけられないと思っていたので、将来年齢が上がっても着れそうな服も買いました。もちろんサイズは大きめにしておきました、太ると想定して。

その後結婚し家庭に入りました。しばらくは服を買わなくても済みました。でも流行があるものですし、若干ですが身体が成長したので段々処分に回りました。

ただ当時購入しておいた未来の自分の服、これは今でもまだ使えます。流行に左右されない物を買っておいて良かったと思います。あと、若い頃勢いよく買い物をしておいたので今はそんなに欲しいと思いません。満足するまで買い物をしておいて良かったです。でももし当時の私にアドバイスするチャンスがあるなら、一つだけ言っておきたい事があります。

「今のうちに勢いよく買い物しておきなさい。ただし流行に影響しないブランドの時計を一つ買っておきなさい!」

主婦になったら勝負服はそんなにいりません。アクセサリーをジャラジャラぶら下げる機会もありません。ただちょっとしたフォーマルな場、行事に身に着けるアイテムとして年齢に恥じない良い時計があったらいいなと思います。
あの頃服をたくさん買う時に時計も一つ買っておけば良かったと今、思います。